本の影響の大きさを実感している。
具体的には、一昨年出版した「豊潤なる企業」という本である。
その本を読んだ方が、この本に感動して、自分の人生を賭けた行動を起こしている。
何回かお話を伺ったが、自分の社会的役割を果たそうと本気になっている。
私の本を読んでいただくだけで、ありがたいことだと思う。
感動していただき、自分の人生に社会的意義を感じられたのも素晴らしい。
ただ、通常なら大人の対応があり、人生を賭けるようなつらい道は選ばない。
ところが、青年の情熱を持って、自分の存在意義を求めて行動を開始している。
相談を受けた当初、やろうとしていることの社会的意義の高さは理解できた。
ただ、相談者にとって、損はしても、まったく利益にならない内容なのである。
つまり、社会的意義ある行動だが、相談者は犠牲を払う内容なのである。
一種の幕末の志士と話しているような感じである。
自分の利益を度外視して、日本に貢献しようとして命を賭けたのが志士である。
相談者の利益にならない内容の業務なので、当初は、事件の受任はためらった。
しかし、相談者の心意気に感じて、事件として受任することにした。
私が書く本や原稿、私のやるセミナーは、現在は革命期であるという内容である。
そのため、従来の価値観が大きく変わっていることを中心に取り上げている。
それに同調して、行動を起こす人が登場してきたことに、時代の変化を感じる。
経済でも、政治でも、人生でも、未来が不透明になっているのが現在である。
こういうときは、志や夢という未来指標が灯明となり、輝きを持つものだ。
そのような指標を持つことで迷いが少なくなるからだ。
しかも、その未来の指標に向かって素直に行動しようとする人が現れる。
このような人たちは、少数派であり、当初は異端視されるだろう。
自分の利益を考えず、社会の利益を優先するのだから、変わり者である。
しかし、それは時代の流れに適応するものだから、いずれ、評価されることになる。
少なくとも、この方は、自分が社会的な意義あることをした、と認識している。
しかも、私どもお手伝いする弁護士達はその勇気を賞賛する。
そこで、自分の人生に誇りをもて、生きた証としての行動に納得できるだろう。
自分を守るため、何もしなかった人生よりも、後悔は少ないだろう。
自分の書いた本に触発されて1人が勇気ある行動をとる。
この波紋が、私たち弁護士を動かし、ある企業に波紋を広げる。
その波紋が報道等を通して、社会的波紋として拡大する。
その結果、同種の社会的意義ある行動をとる人たちが増えてくる。
自分の書いた本の影響に驚きつつ、その本の社会的波紋の広がりを注視したい。
私の本は、予言的な本であるが、実際に、世の中がその流れになっている。
これからも、時代の正しい流れを予言していきたい。
それを本として出版し、セミナーで講義したいと思っている。
1人の読者の行動から、著者である私が勇気を与えられた気がする。
本当に、ありがたいことである。
著書→読者の行動→著者のさらなる著作→社会への波紋の拡大
世の中は、人の心の波動が波紋を起こし、波紋を大きくしていくのである。
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