お金が移動するのはなぜか
中国では、商売の神様が二人いる。
ひとりは、秦の宰相の商君である。
もうひとりは、蜀の武将の関羽である。
この二人の共通点は何か。
それは、信義である。
商君は信義を重んじて信賞必罰を行った。
関羽は信義を重んじて、主君である劉備に忠誠を尽くして死んだ。
信義と商売とはつながりにくそうな気がする。
ところが、深い関係があるのである。
商売は経済問題であり、お金の問題のように見える。
しかし、商売は人間問題であり、信義の問題だったのである。
考えれば、当たり前のことである。
お金が勝手に移動することはない。
お金を移るさせるのは、買い手という人間である。
つまり、買い手が売り手を信じてこそ、初めてお金が動くのである。
お金のために信義を考えないことが多いのが昨今である。
経済も人間学であるという当たり前のことに戻って考えたいものである。
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