ありがたいことがあるものである。
今年も、日本経済新聞の企業法務弁護士ランキングに入った。
12月19日付日本経済新聞の12面で、ランキングの第10位になっていた。
このランキングが始まって5年目だが、5年連続でランキングに入ったことになる。
今年は、ランキング入りはないと思っていた。
「稼げる弁護士になる方法」という品位に欠ける書名の本を出したからだ。
この本の内容は極めて当たり前のことを書いただけであるが、
弁護士のイメージには、「稼ぐ」という言葉は相応しくないからだ。
でも、ありがたいことに、今年も、私に投票してくださった方がいた。
本来なら、鳥飼サンタを自称する私がクリスマスプレゼントをする立場にあるが、
反対に、サンタである私が、クリスマスプレゼントを受け取ったような気分である。
このクリスマスプレゼントは、嬉しいものである。
弁護士ランキングに入ったこと自体よりも大切なものがあるからである。
それは、人から認められた、ということである。
この人から認められることほど、嬉しいものはないからである。
もちろん、このようなランキングに入らなくても、人から認められることはある。
本当は、日常生活の中で、いろいろな人から認められる方が大切である。
ところが、身近な人たちから認められるのは容易ではない。
最も身近である家族から認められるのが最も至難である。
妻や子供は、もっとも、厳しい批判者になりがちである。
最も身近にいて、他人には隠している最も人間的な素朴な姿を見ているからである。
私の場合、妻や息子から、批判されるのではなく、認められている気がする。
これは、とても、ありがたいことである。
今思い起こすと、私は両親からも厚く信頼されていた気がする。
その上に、このランキングのように、社会の人から認められるのであるから、
自分は幸運に恵まれた、と思えてならない。
このランキングに入ること自体が奇跡のように思える。
この奇跡は、素晴らしい人との出会いからでている。
私は遅咲きの桜で、弁護士になったのは43歳になってからであった。
しかも、企業法務とは関係ない普通の法律事務所に入ったのである。
私が企業法務の弁護士となれたのは、2人の弁護士との出会いによる。
その2人の弁護士とは、久保利英明弁護士と中村直人弁護士である。
両弁護士も、5年連続で、上記の弁護士ランキングに入っている。
今年は、久保利弁護士が第4位、中村弁護士が第2位である。
このような社会的に高い評価を受けた2人の弁護士を師匠に持ったことが、
私にとって、幸運に恵まれた最大の理由である。
社会生活上の幸運は、素晴らしい人との出会いが招くものだからである。
今、振り返ると、この2人の弁護士は2人とも運の良い人であった。
その運の良さを、私は受け取った気がする。
幸運になるには、幸運な人と付き合え、というが本当だと思う。
今回のランキング入りで思ったのは、人生には運が重要だということである。
運は目に見えないが、実際に存在する。
人生は、目に見えないものに、大きな影響を受けるものなのである。
今回のランキング入りで、目に見えない運によって、
人から認められるという最高のクリスマスプレゼントをもらった。
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