あと2日で、想定外の続出した今年が終わる。
そして、更なる激動の来年が始まる。
今、午前2時、静まり返る時間と空間の中にいる。
その中で、激動の時代をどう受け止めるかを考える。
考えるというよりも、感じ取るという方が正しい。
悠久の歴史という鳥の目で感じるのは何か?
想定外ことが続出し、激動の時代であるのが現状である。
それでも、長期的に見れば、未来は明るいし、まだまだ成長すると感じる。
現在の危機は、資本主義の大義が置き去りにされたことが原因である。
資本主義の大義とは何か?
資本を基礎にした自由競争が、社会全体の利益を大きくすることにある。
そのため、自由競争は社会的な貢献を大きくすることを目指す必要がある。
ところが、社会に貢献すべき自由競争が、ごく少数の繁栄に傾きすぎた。
例えば、金融が実業のためでなく、金融自身の過度の利益のために活動した。
その結果、社会の安定上必要な、適度な格差を崩壊させてしまった。
自由競争が社会のためでなく、社会に有害なものになってしまったのである。
人類の歴史は、有害なものを是正し、正しく発展する方向性を持っている。
この歴史観によれば、激動の中にある現状を悲観する必要はない。
現在の有害な状況は必ず是正され、より正しく発展する未来を感じることができる。
この感じ方ができれば、激動期に生きる自分の役割を感じ取ることができる。
各々の立場で、発展する未来を信じ、自分にできることは何かを考える。
私であれば、役割をどう考えるのか?
まず、大不況期にある弁護士界の中で、法律事務所を経営する立場にいる。
その立場から、弁護士界の不況の原因を探り、不況克服の一助をなす役割を持つ。
弁護士界の不況は、社会の変化に弁護士界が適応できないことに起因する。
弁護士界が、社会の発展のために、何を求められているかが分からないのだ。
換言すれば、弁護士界の本当の市場がどこにあるかが分かっていないのだ。
そこで、弁護士界の本当の市場を発見することが、経営者である私の役割となる。
言ってみれば、弁護士界のニューフロンティアを探し出す、それが私の役割である。
つまり、弁護士界に、夢と冒険とファンタジーの世界を創造すること、
私なりの言い方だと、法律事務所をディズニーランド化するのが私の役割である。
社会の多くの経営者等が、我が事務所に来ると、
そこには、明るい未来に向かって、夢と冒険とファンタジーの世界が広がっている。
そうなれれば、多くの人々が我が事務所に集まり、必然的に繁栄する。
そのような事務所が増えれば、弁護士界の大不況は一瞬にして雲散霧消する。
ディズニーランドのような、エンタテインメント性のある法律事務所を創る。
これこそが、私の法律事務所の経営者としての役割なのである。
この役割を果たして、私自身、エンタテインメントを楽しむことになる。
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